初雪が降ったその日に、我が家のヒーター(暖房)がまさかのダウン。
幸いにもお湯は出るのですが、暖房だけが頑なに動かず…。
イギリスの住宅に欠かせないこのヒーター、構造がややこしいんです。
気温や水圧に応じて住人が微調整する必要があり、まるでDIYが試される装置のよう。
こうした「住人の手間が前提」な作りは、修理を専門家に頼みやすくする意図があるのでしょう。
でも、壊れやすい設備をメンテナンスで乗り切るスタイルには、正直慣れません。
日本の「ボタン一つで即暖かくなる」暖房が恋しくて仕方ありません。
頼れる家主の迅速対応
ヒーターの不調を家主に報告すると、即座にガスエンジニアを予約してくれました。
「今日中は厳しいかもしれないけど、明日には修理に来るよ」と心強い返答。
そして驚いたことに、その後すぐ「あと1時間以内に行ける」との連絡が!
この迅速な対応は嬉しい驚き。
ギリスではあまり期待していなかったので、逆に感動してしまいました。
しかしその日中に直るかどうかの保証はありません。
同僚からのアドバイスと"ジャンパー"問題
暖房のことで同僚に相談してみたところ、「それなら圧力を上げてみて」とアドバイスが。
すでに試した後だったので「修理呼ぶしかないよね」という結論に至り、次は「ジャンパーを着て耐えろ」との助言が。
この「ジャンパー」という言葉、イギリス英語ではセーターの意味だと初めて知りました。
50代の同僚いわく、若い世代はアメリカ英語の「セーター」も使い始めているとか。
でも、彼の世代ではやっぱり「ジャンパー」が主流のようです。
それにしても、イギリスの独特な発音にはいつも戸惑わされます。
彼が「ジャン、アー」と発音するたびに、何度も聞き返してしまいました。
これも異文化交流の醍醐味でしょうか。